公社ニュース ときめき

　ここは、本木西町にある名刹（めいさつ）吉祥院です。六中のそばにあるこのお寺は、うっそうたる大木の緑の中にゆったりと構えた伽藍がそびえ、何度足を踏み入れても、心が洗われます。
　現在は、真言宗豊山派の総本山・長谷寺の末寺です。江戸時代は京都の仁和寺の直末寺で末寺33カ寺を有し、家康以降歴代将軍の朱印状を持ち、将軍が鷹狩に来た時のご膳所（食事をする所）でもありました。役寺当時、毎年１月４日には住職が江戸城へ登城し、賀詞奏上の際使用した葵（あおい）の紋付の立派な籠が１挺保存されています。
　天明３年（１７８３年）建立の大きな鐘楼があり、大晦日には除夜の鐘をついています。

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